2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

源氏物語について

私は源氏物語については、いくつかの巻を読んだだけで全編を読んですらいないので、語るのもおこがましいのですが、個人的見解を書き残しておきたいと思います。 私の中では、源氏物語で本当に魅力的に描かれているのは、光源氏ではなく、彼に振り回される多…

大人になること

今まで生きてきた中で、自分に足りないと感じるものはたくさんある。 細やかに周囲に気を配ること 相手の思いをくみ取ること 日々努力を重ねられること 好きな物を追い続けること 他の人と共有出来る、たくさんの楽しみや教養 素敵な人に出会う度に、ああな…

好きな景色

2歳の頃からほとんどずっと住み続けている地元を、私はあんまり好きじゃない。 周りになじめず、うまく行かないことだらけだった幼少時代の記憶が強すぎるからだ。 でも、好きなところもある。 夕日がとてもきれいなところだ。 ほかの場所で暮らしたこともあ…

コロナとマスクと花粉症

花粉症を発症してかれこれ20年になりますが、去年はほとんど苦労せずに春を乗り越えました。 花粉が比較的少なかったこともありますが、理由はもっと単純で、マスクをし続けていたからです。 もともとこの季節はずっとマスクをしていたのですが、人と話すと…

生きることと死ぬこと

死んだあとはどうなるのだろうと、子どもの頃、割と真剣に考えたことがありました。 誰でも一度は考えることだろうと思いますが、一般的にはどんな答えを見つけて心を落ち着けるものなのでしょう? 私の場合は、良いことをしたら天国へ行く、悪いことをした…

言葉を使うこと

人間が言葉を使うのは、思考するためなのだそうです。例えば、A=Bであり、B=Cであるなら、C=Aであるという簡単な論理ですら、ひとつひとつの事象を言葉にするからこそ積み重ねられるのだとか。 だとすれば、人間がこんなにも発展することができたのは言葉を…

文を書くこと2

小さい頃、絵描きか小説家になるのが夢でした。 実は小さい頃だけでは無く、高校生くらいまで本気でなるつもりでいました。 さらに言えば、今でも密かに憧れています。 ではなぜその道に進まなかったのかというと、純粋に自分の才能で勝負するのが怖かったか…

自画像

大学生の時、授業で、先生が志賀直哉の描いた自画像を見せてくださったことがありました。 描かれた顔はいびつで、左右の耳の大きさも違っており、あまり上手とは言えない物でした。 志賀直哉はたびたび自画像を描いていたそうで、先生は「変わった人だよね…

恋をすること

今週のお題「告白します」私は恋愛感情を持ったことがありません。宇多田ヒカルさんの「初恋」という曲に、人間なら誰しも 当たり前に恋をするものだと ずっと思っていた だけどという一節があります。ええ、私もそう思っていました。 学生の頃、恋をしたこ…

人から見た自分と自分にとっての自分

今日、 とても素敵な人から とても好意的な評価をいただいて とてもうれしかったのですが、 正直、自分の何をそんなに評価していただけたのかぴんとこなくて、不安な気持ちが勝っています。 私は傍目にはそこそこできる人に見えるらしいのです。 余計な期待…

キツネ狩りの歌は素敵

中島みゆきさんの、「キツネ狩りの歌」という歌が好きです。明るい童謡のようなテンポで「キツネ狩りに行くなら気を付けてお行きよ」と始まるこの曲。しかし直後に「キツネ狩りは素敵さ。ただ生きて戻れたら」と、少々不穏な言葉が顔を出します。 やがて首尾…

後厄の年だけど

お題「#この1年の変化」 厄年とは、もとは「役年」の意味で、大きな役目を任されやすい節目の年なのだとかいう話を本で見ました。 だから体調も崩しやすいので気を付けましょうねということらしい。 たぶん後厄の年だったこの一年、そういえば厄落としに行く…

善く生きること

ソクラテスの名言で、 「一番大切なことは、単に生きることではなく、善く生きることである。」 というものがある。 ただ生きるだけならほかの動物にもできる。 いったい自分はどう生きるべきなのかを考え、自らを高めようとするのが人間。 むしろ人として生…

笑うこと

初めて笑った日のことを記憶している人は、たぶん少ないのだろう。 私が初めて笑ったのは、まだベビーベッドで寝かされていた赤ん坊の頃のことだ。 それまでの私は、一度も表情を動かしたことが無かった。 ただひたすらに体を横たえている自分に向かって、母…

捨てられないもの

お題「捨てられないもの」 自室の作業用の机と合わせて設置した天井まで届く大きな本棚には、これでもかというくらいに本が入っている。 学生時代に勉強した教材、仕事を覚えるために買った書籍、興味がわくまま買いそろえた趣味の本、果ては小学校の時に買…

チョコレート

今週のお題「チョコレート」 私の周りに居る方には、チョコレートと言えば是非私を思い出していただきたいという位に、私は無類のチョコレート好きである。 とはいえ、チョコレートなら何でも良いわけではない。 私が好きなのはチョコレートの濃厚さを活かし…

文を書くこと

忙しさに紛れて、好きだったことを見失っていく。 描きかけの絵も作りかけの作品もほかの荷物の下敷きになって、ほこりが積もるみたいに大事なことを忘れていく。それがとても寂しいと、ふと思った。 自分を自分たらしめるのは、自分が愛し熱中したものだと…